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2014/09/11(木)

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白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM開館 2014.09.09 Tue

予てより準備を進めていました白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUMが、2014年9月9日を以って無事開館する運びとなりました。

 

白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM4.jpg


橋本関雪が構想を持ちましてから76年、私が父から美術館の建設を命じられましてから18年という長い時間がかかりましたが、何とか白沙村荘の造営開始100年の節目に間に合う形で開館を迎えることが出来たことに安堵しています。

この美術館につきましては、当初財団法人での事業と考えていましたが公益財団法人制への移行による不自由が生まれることを嫌う向きもありまして、全くの個人事業で行いました。現状では公益財団法人とは関係なく、国や京都市・京都府などの行政サイドからの財務や税制の支援もない状態で建設と運営が行われています。

個人として公益に供する内容の事業を行っているわけですが、文化都市京都とは言っても全ての方がそういう意識を持つわけではなく、当然反対する方も幾人かは居られました。少し悩みましたが、反対の理由が「そんな物立てられたら見晴らしの邪魔になるから」という事でありましたので、工事を一旦延期しまして公聴会を開き建物の形状や高さを考慮しつつ実行する事で再度建設にかかることになりました。



白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM開館3.jpg

 

それでも開館を迎えて、来て下さった皆様の様子を見ておりますとそれなりの苦労をした甲斐はあったのではないかと思います。特に橋本関雪という芸術家が創りあげた空間を新たな側面からご覧頂き、そして彼の作品を入れるに相応しい専用の展示空間で改めてご紹介できるという意義は非常に高いものではないかと考えています。

白沙村荘はこういった個人的な文化財としては結構古い時期から公開事業を行っており、記録としては1953(昭和28)年から庭園と所蔵品の一般公開が開かれています。またいずれこのブログ上でも過去の事が多く取り上げられることと思いますが、私のみならず父や祖父そして曾祖父とその一家の思いが今回の美術館開館には深く込められています。


 

白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM開館2.jpg

 

エントランスの壁には白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM内で唯一、橋本関雪の作品以外の額が掲げられています。これは岡崎にあります藤井有隣館の藤井善三郎先生が、開館に間に合うようにと揮毫して下さった「橋本関雪記念館」の書です。当時関雪が行っていた文人の交流が、時を経ても同じように続くことを願います。他の方も同じようにお祝いをして下さいましたので、明日にでも飾ろうかと考えています。

 

白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM開館1.jpg

 

2014年9月9日、白沙村荘 橋本関雪記念館MUSEUM開館。

重陽の節句であり、当日はスーパームーンと呼ばれる大きな月が昇る日でした。また、白沙村荘の先代 歸一の亡くなった日でもあります。開館の記念日としてこれ以上の日は無いのではないかと思いながら、東山に昇る大きな月を皆で迎えました。

 

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